葬儀の流れは仏教形式が基本です

日本の葬儀の流れは基本的に仏教形式で行われることが多いです。お葬式の席で、お坊さんがお経をあげてくれることがほとんどです。葬儀の流れといっても、通夜や告別式などだけをさすのではありません。例えば、通夜の前の準備なども葬儀の流れのうちに入ります。

要するに、故人の親族の方が故人とお別れしようという気持ちをもつことが葬儀なのです。こうした故人の弔いは、その人が死んでからスタートします。例えば、病気で長い間、ベッドに臥せっていた人が、もう少しで死に至るというときは、親族の方々が集まります。そして、その人がご臨終になった後、親族は、末期の水という仏教儀式を行います。

これは、仏教の開祖、釈迦が、死んだときに行われた儀式と言われています。まず、茶碗に水を入れます。次に筆の先を水に浸します。そして、その筆の先で、故人の唇を濡らすのです。

こうした儀式は、故人と血縁関係の濃い方から行われます。これで、故人も極楽に行けるという意味を持ちます。次に行われるのが故人のエンゼルケアです。故人の遺体を綺麗に清掃したり、顔に化粧をしたり、します。

こうした行為は本来なら、葬式屋さんが行ってくれるものがほとんどですが、まれに、病院の看護師さんがやってくれたりもします。しかし、こうした看護師さんの行為は、保険の適用外なので、結構なお金を請求されます。例えば、1万円から5万円程度です。次に故人の遺体に行われるのが湯灌です。

これは、遺体をお風呂の中に入れ、体を綺麗にするという意味を持ちます。また、死後の世界への旅立ちという意味ももちます。このように、故人の葬儀は仏教の意味合いを持つ儀式がたくさん集まってできていると言ってよいでしょう。

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