散骨と言うのは、遺骨をお墓に埋葬したり、納骨堂に納めるのではなく、文字通り細かく砕いた遺骨の灰を大地や海に撒いて弔う方法の事です。大地に散骨する場合には、私有地であってもそれが水源に近かったり、将来どのように土地が転用されるか分からず、もめ事の原因となる事も多く、多くは海に散骨されるのが一般的です。海は広いと言えども、やはり漁業者とのもめ事などを避ける必要があり、どこで行っても良いと言うものではありません。こうした周辺の関係者とのケアーを十分に行っている専門の業者さんにお願いして、行うのが普通です。
ネットで調べれば、全国の海で実施してくださる業者さんが多数あり、そうした所にお願いし、漁業者などの迷惑にならない所まで船で送ってもらい、そこで遺骨を粉砕したものを撒いて弔う必要があります。こうした散骨が近年人気が高いのは、自然回帰の考え方が広がり、故人が生前に希望する場合が多く、遺族がその想いを実現するために行う事が多いものです。多くの有名人たちも行っています。また、日本以外ではブータンなど宗教上の考え方から、昔から行われていますし、中国の要人の中にはお墓は個人崇拝に繋がるとして避けるために行われた例も多数あります。
自然回帰の考え方が増える中で、散骨も増える傾向があり、さらにこの方法を選択する人が増えれば、何らかの法的な規制をされる事も十分考えられます。故人の想いを大切にすると共に、近隣者や漁業者に迷惑を掛けぬように、十分な配慮を施した節度ある実施が求められていると言えるでしょう。東京の永代供養のことならこちら