昨今、地方都市と都会の人口に大きな差が益々広がるようなって、若者は大学から都会へ出てしまうのが一般的になってきました。大学卒業後もそのまま都会で就職し、また結婚して家庭を持つようになっても地元には戻らずに一生を産まれた土地ではない地域で暮らす事が当たり前になりつつあります。田舎に代々ご先祖様の立派なお墓があってもお盆の時でさえ誰もお参りに来ないという現実がそこにあります。それは非情なようでもありますが、時代の流れと共に生きる人間、仕方がない事なのかもしれません。
そこで両親や祖父母、ご先祖様に寂しい思いをさせない為に永代供養をするのがいいのではないでしょうか。永代供養とは最初にまとまった費用を納めてしまえば、命日にお弔いをして頂けるシステムです。今年もまだお墓参りに行けて無いと毎日の仕事に追われ気にしているよりは、永代供養をお願いしておけば心に余裕が生まれます。何とか時間を見つけてお墓参りにやっと行けた時にもお墓の前で罪悪感に駆られる事もなくなるのではなでしょうか。
自身が行けた時にしっかりと誠意を込めてお参りをすればご先祖様もきっとあたたかく見守ってくださることでしょう。少子化で子供がいない家庭や独身を貫く人も多々ある現代では子供や孫が必ず墓を守ってくれるという時代ではありません。墓自体を持たない選択も見受けられる今、永代供養は今を生きる現代人にもご先祖様にもとっても優しいシステムなのではないでしょうか。独りで亡くなった後もきちんと供養して貰えると思えば心が少しは軽くなることでしょう。