永代供養の意味などについて

永代供養のそもそもの意味は、なかなかお墓参りに行けない人の代わりに、お寺などがお墓を管理してくれる埋葬方法のことです。そのためのお墓を「永代供養墓」といいますが、これにはいろいろな種類があり、建物の内部に遺骨を納める「納骨堂」型は、最近ニーズが増えています。また、ロッカーなどでスペースを区切った「マンション型」もあり、従来のお墓よりも安く済ませられるという特徴があります。なぜこういった埋葬方法のニーズが増えているのかというと、独身の人や身寄りのない人が増えているため、「周りに迷惑をかけたなくない」というのが最大の理由です。

お寺などに管理してもらえるなら、安心してお墓に入ることができるというわけです。ただし、永代供養とは「お寺などが一定の期間、お墓を管理する」という性質の物であり、永遠に管理してもらえるということではありません。では、一定の期間とはどのくらいを指すのかというと、30~50年というのが一般的です。これは、ある程度自由に設定することができるので、お寺と相談して決めるとよいでしょう。

とはいえ、その期間が過ぎたり、墓守がいなくなったりすれば、お墓は壊されて無縁仏となります。つまり、極論すると誰もがいつかは無縁仏になるということです。では、このような行為には意味がないのかというと、そうではありません。生きている間は計画的な人生を送るのと同様、死後についても計画的に考えておくのが賢明といえるからです。

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